Apache CentOS PHP

Apache 2.4.35 IUS の初期設定

はじめに

エラーの解決

Apache起動時のエラーを確認します。

  • Apacheを停止します。
    systemctl stop httpd.service
  • エラーログを消します。
    rm -Rf /var/log/httpd/error_log
    • （※運用前のみ）
  • Apacheを起動します。
    systemctl start httpd.service
  • エラーログを確認します。
    cat /var/log/httpd/error_log
    • 上から簡単に
  • [suEXEC mechanism enabled]
    ※エラーではありませんが、私は使わないのでsuEXECは無効にします。
  • [The mpm module (prefork.c) is not supported by mod_http2]
    ※MPMモジュールはmod_http2に非対応です。
  • [mod_ssl does not seem to be enabled]
    ※mod_sslが有効になっていません。
  • [No slotmem from mod_heartmonitor]
    ※エラーではありませんが、私は使わないモジュールが原因ですので無効にします。
  • [Could not reliably determine the server's fully qualified domain name]
    ※サーバー名をちゃんと書きましょう。    （2.4.35では表示されなくなった？）
    となっています。

[mod_ssl does not seem to be enabled]の対応

  • httpd24u-mod_sslをインストールします。
    yum -y install httpd24u-mod_ssl

[The mpm module (prefork.c) is not supported by mod_http2]の対応

  • [mpm module]を変更します。
    vi /etc/httpd/conf.modules.d/00-mpm.conf
    [prefork]→Thread Safetyが無効（※phpinfoで確認）
    [worker]→Thread Safetyが有効（※phpinfoで確認）
    [event]→Thread Safetyが有効＆[worker]の進化版（らしい）
  • [event]を使用するように変更します。

[suEXEC mechanism enabled]の対応

  • [/etc/httpd/conf.d/suEXEC.conf]を作成します。
    vi /etc/httpd/conf.d/suEXEC.conf
    •  ※/etc/httpd/conf/httpd.confに記載してもOKですが、後々のバージョンアップ時に別ファイルのほうが便利かと思い別ファイルとしています。

[No slotmem from mod_heartmonitor]の対応

  • [/etc/httpd/conf.modules.d/00-proxy.conf]で[lbmethod_heartbeat_module]が読み込まれています。
    Proxyが不要な場合は読込除外してしまいましょう。
  • vi /etc/httpd/conf/httpd.conf
    [Include conf.modules.d/*.conf]をコメントアウトして[00-proxy.conf]以外のモジュール用コンフィグファイルを読み込むことにします。

[Could not reliably determine the server's fully qualified domain name]の対応

  • 2.4.35ではこのエラーが出ないようですので、エラー処理目的の場合は割愛して結構です。
  • [ServerName]と[ServerAdmin]の設定をします。
    vi /etc/httpd/conf/httpd.conf
  • [ServerName]はコメントアウトされているサンプルの通り、Apacheを使う際のメインFQDNを記載します。
    FQDNが無い場合はIPアドレスでも構いません。
  • [ServerAdmin]は連絡の取れるメールアドレスを記載します。
    私は[no-reply@所有ドメイン]として[/dev/null]で受信しています。（悪い例）

再度、Apache起動時のエラーを確認します。

  • Apacheを停止します。
    systemctl stop httpd.service
  • エラーログを消します。（※運用前のみ）
    rm -Rf /var/log/httpd/error_log
  • Apacheを起動します。
    systemctl start httpd.service
  • エラーログを確認します。
    cat /var/log/httpd/error_log
    • エラーが無くなったことを確認できます。

WebブラウザにPHP情報を出力します。

  • vi /var/www/html/info.php
    • 正常にApache上でPHPが動作していることを確認できます。

Apacheの初期設定が終わったら・・・

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