CentOS7.5.1804にPHP 7.2.12【Remi】(最新版)の導入

前提

    私がCentOS6やCentOS7の標準Apache時代に初期導入していたPHP拡張は
    【php php-mbstring php-mysql php-mcrypt php-pear】
    です。
    これらの拡張を可能な限り含めて導入していきます。
    CentOS7.5.1804にApache httpd 2.4.33(最新版)の導入を行った後で行ってください。

PHPのバージョン確認

CentOS7.5.1804の公式リポジトリでのPHPの確認

  • yum list php
  • [php]のバージョンは【5.4.16-45】でした。

PHPホームページで最新バージョンの確認

  • https://secure.php.net/
    上部の【Downloads】をクリック

  • 最新バージョンは2018年11月08日にリリースされた【7.2.12】ということがわかります。
  • 【5.4.16】は[https://secure.php.net/releases/]から2013年5月9日にリリースされたことがわかります。先に紹介したApacheと同様5年前です。ということで次に導入元を探します。

導入元の選定

  • 【7.2.6】では【IUS】で導入しましたが、CMS等の外部パッケージを使用するにあたり一部のPHP拡張の導入が煩わしくなり、利便性を最優先と考える本ブログの趣旨から離れてしまう為、多くの方が導入方法を記載されている【Remi】での導入を試みます。・・・が【IUS】の導入に戻るかもしれません。

Remiホームページで最新バージョンの確認

  1. 【Remi】を開きます。[https://rpms.remirepo.net/]

  2. 右上の【Wizard】を選択します。

  3. 【Wanted PHP version】を確認→【7.2】系の最新が【7.2.12】であることを確認します。

  4. 【Operating system】【Type of installation】を選択することでインストール方法【Wizard answer】が表示されます。

  5. 対象バージョン確認後、再度【Remi】を開きます。[https://rpms.remirepo.net/]
    【CentOS】用のリポジトリ【Enterprise Linux 7】をクリックします。

  6. 【remi-php72 (only PHP 7.2 and extensions)】の下にある【x86_64】をクリックします。

  7. 導入可能なパッケージが確認できます。
  8. php-mbstring => 【php-mbstring-7.2.12-1.el7.remi
    php-mysql => 【php-mysqlnd-7.2.12-1.el7.remi
    php-mcrypt => この機能は削除
    => 代替【Sodium】【OpenSSL】【PECLリポジトリ】
    => どうしても入れたいときは【php-pecl-mcrypt】を試用してみる。
    ※【Sodium】はPHPコアに含まれるとのこと。
    php-pear => ・・・いらない!

    PHP公式と同じ最新バージョンを提供しているRemiを使ってPHP【7.2.12】のインストール行うことが出来そうです。

【Remi】を使ったPHPインストール

[Remi]リポジトリの追加

  • 再度【Remi】を開きます。[https://rpms.remirepo.net/]
  • 【CentOS】用のリポジトリ【remi-release-7.rpm】のURLをコピーします。
    [https://rpms.remirepo.net/enterprise/remi-release-7.rpm](2018/11/12現在)
  • yum -y install "https://rpms.remirepo.net/enterprise/remi-release-7.rpm"
  1. 【Remi】リポジトリにおいては明示的な利用のみ行うように設定します。
    vi /etc/yum.repos.d/remi-safe.repo
  2. [remi-php72]をデフォルトで使用するようにします。
    vi /etc/yum.repos.d/remi-php72.repo
  3. [personal-remi]を作成し[includepkgs]を使って適用可能なパッケージを指定します。
    vi /etc/yum.repos.d/Private.repo

必要なパッケージの確認及び自動更新の設定

  • yum --enablerepo=remi,epel install php php-mbstring php-mysqlnd
  • 必要なパッケージは
    epelリポジトリ【libargon2】
    であることから
  • [/etc/yum.repos.d/Private.repo]ファイルの[personal-epel]の[includepkgs]を編集(追記)する。

PHPのインストール

  • yum -y install php php-mbstring php-mysqlnd

PHPの確認

  • php -v
    【PHP 7.2.12 (cli)】と表示されれば成功です。

PHPの導入が終わったら・・・

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