Windows展開サービスを使ったWindows10のクローニング【展開サービス運用編】

Windows展開サービスを使ったWindows10のクローニング
【展開サービス運用編】

はじめに

Windows展開サービスの設定

  1. 【スタート】(窓のマーク)→【Windows 管理ツール】→【Windows 展開サービス】を選択します。

  2. 【ブートイメージ】(右クリック)→【ブートイメージの追加】を選択します。

  3. 【Windows Server 2019】のメディアを【CD/DVDドライブ(例としてD)】に入れて【D:\sources\boot.wim】を指定して【次へ】をクリックします。

  4. イメージの名前に【WindowsServer2019_BootImage】と入力して【次へ】をクリックします。

  5. 内容を確認して【次へ】をクリックします。

  6. 【ブートイメージ】が追加されるまで、しばらく待ちます。

  7. 【ブートイメージ】が追加されたメッセージを確認して【完了】をクリックします。

  8. 【ブートイメージ】→【WindowsServer2019_BootImage】(右クリック)→【キャプチャイメージの作成】を選択します。
    ※【WindowsServer2019_BootImage】が表示されない場合は【Windows展開サービス】(アプリ)の【終了】→【起動】をしてみましょう。

  9. イメージの名前に【WindowsServer2019_CaptureImage】と入力
    イメージの説明に【WindowsServer2019_BootImageから作成】と入力
    【展開サービス設定編】でインストールした場所を使用する場合は(※)
    場所及びファイル名に【C:\RemoteInstall\Boot\x64\Images\capture.wim】を選択

  10. 【キャプチャイメージ】が作成されるまで、しばらく待ちます。

  11. メッセージを確認して【完了】をクリックします。
    ※イメージの作成場所を【展開サービス設定編】でインストール場所を選択した場合は【今すぐイメージをWindows展開サーバーに追加する】のチェックは不要です。

  12. 【ブートイメージ】に【WindowsServer2019_CaptureImage】があることを確認します。
    ※【WindowsServer2019_CaptureImage】が表示されない場合は【Windows展開サービス】(アプリ)の【終了】→【起動】をしてみましょう。

  13. ベースとなるクライアントから抽出するイメージを登録する箱を準備します。
    【インストールイメージ】(右クリック)→【イメージグループの追加】を選択します。

  14. 【PC-Room01】と入力して【OK】をクリックします。

  15. 【インストールイメージ】に【PC-Room01】があることを確認します。

  16. 念のためWindows展開サービスを再起動します。
    【サーバー名】(右クリック)→【すべてのタスク】→【再開】を選択します。

  17. サービスの再開を確認して【OK】をクリックします。

  18. なんとなくインストールイメージが無いことを確認しましょう。

  19. PXEブートを使って【ベースとなるPC】からイメージを抽出します(抽出できない場合は以下をチェック)
    1:UEFI/BIOSをAUTOにする(優先順位はUEFI)で構わない
    2:IPv4のLegacyBIOSのPXEでブート後に[F12]を押す。(ブートデバイスの選択で[F12]を選択する場合は[F12]が2回)

  20. LenovoPCで[F12]を押したブートデバイスの選択画面

    Legacy Realtek PXEを選択している画面

    Legacy Realtek PXEで起動した画面
    ※この画面が表示される前にPXEで起動するかを確認がありますので[F12]を押す。
    ※意図しないPXEブートを避けるためです。(回避は可能です)

  21. 自動スタートが始まる前に【WindowsServer2019_CaptureImage】を選択して【Enter】をクリックします。

  22. Windows展開サービスイメージキャプチャのウィザードの開始を続行する為に【次へ】をクリックします。

  23. Sysprep済みのボリュームを選択【C:\】して、イメージの名前・説明に【Lenovo_LTSC】を入力します。
    ※Sysprep未完了の場合はボリュームが表示されません。

  24. イメージを保存する【ローカルディスク】を指定します。
    ※Cドライブでも構いませんが、USBディスク等の外部デバイスをお勧めします。
    【Windows展開サービスサーバーへイメージをアップロードする】にチェックを入れます。
    サーバー名に【Windows展開サービスが稼働しているサーバー名】を入力して【接続】をクリックします。

  25. ユーザー名に【サーバー名\管理ユーザー名】(例ではIMAGE-WIN2019\Administrator)及びパスワードに【同ユーザーのパスワード】を入力して【OK】を選択して【Enter】を押下します。

  26. 前の画面に戻るとイメージグループが選択可能になりますので、先に作成した【PC-Room】を選択して【次へ】をクリックします。

  27. まず【ローカルディスク】へのイメージの作成が開始されます。

  28. 次に【Windows展開サービス(WDS)サーバー】へのイメージのコピーが開始されます。

  29. 作業が完了したら【完了】をクリックしてイメージ取得作業を完了します。

  30. 作業前にはなかったインストールイメージが作成されていることを確認します。
    ※表示されない場合は【Windows展開サービス】(アプリ)の【終了】→【起動】をしてみましょう。
    ※それでも表示されていない場合は【ローカルディスク】に取得したイメージをWDS上にコピーして登録してください

  31. ここから配信の準備になります。
    【サーバー名】→【マルチキャスト転送】(右クリック)→【マルチキャスト転送の作成】を選択します。

  32. わかりやすい名前を付けて【次へ】をクリックします。

  33. 作成したインストールイメージを選択して【次へ】をクリックします。

  34. マルチキャストの種類を選択(初回のテスト時は[自動キャスト]がお勧めです)して【次へ】をクリックします。

  35. マルチキャスト転送が正常に作成されてことを確認して【次へ】をクリックします。

  36. 作業前には無かったマルチキャスト転送が作成されていること
    状態が【待機中】になっていることを確認します。

  37. PXEブートを使って【イメージを配信されるPC】に作成したインストールイメージでブートします。(抽出できない場合は以下をチェック)
    1:UEFI/BIOSをAUTOにする(優先順位はUEFI)で構わない
    2:IPv4のLegacyBIOSのPXEでブート後に[F12]を押す。(ブートデバイスの選択で[F12]を選択する場合は[F12]が2回)

  38. LenovoPCで[F12]を押したブートデバイスの選択画面

    Legacy Realtek PXEを選択している画面

    Legacy Realtek PXEで起動した画面
    ※この画面が表示される前にPXEで起動するかを確認がありますので[F12]を押す。
    ※意図しないPXEブートを避けるためです。(回避は可能です)
    ※【WindowsServer2019_BootImage】まを選択して【Enter】をクリックするか【自動スタート】を待ちます。

  39. Windows展開サービスのイメージで起動されます。内容を確認して【次へ】をクリックします。

  40. ユーザー名に【サーバー名\管理ユーザー名】(例ではIMAGE-WIN2019\Administrator)及びパスワードに【同ユーザーのパスワード】を入力して【OK】を選択して【Enter】を押下します。
    ※Windows10のアプリにMicrosoft Lensがあったので使用してみた。いい感じ♪

  41. インストールイメージに【Lenovo_LTSC】が表示されていることを確認してインストールします。
  42. 以上がWindows展開サーバーの基本的な使い方になります。
    ・・・がちょっと物足りないですよね。もう少し深く掘り下げた内容を記載できるよう頑張ります。

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