Windows 10 April 2018 のクリーンインストール方法

Windows10のブート用USBメモリの作成 

 https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
  から【ツールを今すぐにダウンロード】します。


 【別のPCのインストールメディアを作成する】を選択します。


 【USBフラッシュドライブ】を選択します。
 ※自動的にダウンロードとブート用USBメモリ作成を行いますので放置します。


 おめでとうございます!ブート用USBメモリの完成です。

Windows10のクリーンインストール

 【Windows10のブート用USBメモリの作成】 で作成したUSBメモリでブートするだけです。


Edition違いのWindows10インストールがされる理由

 Edition違いのWindows10がインストールされる理由はDPK(デジタルプロダクトキー)です。
 購入時のPCにインストールされていたEditionからアップグレードをしたにも関わらず購入時と同じEditionがインストールされることがある理由は、インストーラーがDPKを確認して自動的にEditionを選択し導入しているものだと思われます。
 気になる人はDPKを確認するコマンドやツールがありますのでGoogle検索してみてください。

Edition違いのWindows10がインストールされる対処方法

Microsoftにすでに導入したいEditionとPCの紐づけができている人向けの対応方法です。
ブート用USBメモリがDドライブとして認識されていることを前提とします。
コマンドプロンプト or PowerShellを管理者として実行します。


 DISM /Get-ImageInfo /ImageFile:D:\sources\install.esd
をコマンドとして実行し、現在のインストール可能Editionを確認します。
上記では、
 インデックス:1 Windows10 Home
 インデックス:2 Windows10 Education
 インデックス:3 Windows10 Pro
となっています。
必要なEditionがWindows10 Proである場合は【インデックス:3】のみが必要となります。


  DISM /Export-Image /SourceImageFile:D:\sources\install.esd /SourceIndex:3 /DestinationImageFile:D:\sources\install_3.esd
をコマンドとして実行し、インストール可能Editionを【インデックス:3】のみとしたファイルを作成します。


 DISM /Get-ImageInfo /ImageFile:D:\sources\install_3.esd
をコマンドで実行し、作成されたファイルが正しいかを確認します。
上記では、
 インデックス:1 Windows10 Proとなっていることが確認できます。

最後にエクスプローラーやコマンドで
 D:\sources\install_3.esdをD:\sources\install.esdにファイル名を変更してください。(install.esdはinstall.esd.originalとでも変更しましょう)
 更新したUSBメモリを使うことでWindows10 Pro専用のインストールが可能となります。

おまけ:Volume Licensing Service CenterのISOについて

主に企業の方がお使いのマイクロソフトのボリュームライセンスセンター(VLSC)からダウンロードしたWindows10のISOの場合は、install.esdではなくinstall.wimとなります。



 DISM /Get-ImageInfo /ImageFile:D:\sources\install.wim
をコマンドとして実行し、現在のインストール可能Editionを確認すると
 インデックス:1 Windows10 Education
 インデックス:2 Windows10 Enterprise
 インデックス:3 Windows10 Pro
 インデックス:4 Windows10 Pro Education
 インデックス:5 Windows10 Pro for Workstations
となっています。

必要なEditionがWindows10 Proである場合は【インデックス:3】のみが必要となります。
以下、画像は割愛しますが、
DISM /Export-Image /SourceImageFile:D:\sources\install.wim /SourceIndex:3 /DestinationImageFile:D:\sources\install_3.wim
の後で
DISM /Get-ImageInfo /ImageFile:D:\sources\install_3.wim
をコマンドで実行し、作成されたファイルが正しいかを確認し
 インデックス:1 Windows10 Pro
となっていることが確認できればOKです。

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